8088岩谷産業 銘柄分析
■何をやっている会社なのか
岩谷産業はLPガス分野でトップシェアを誇る総合エネルギー企業です。
4つの事業で構成され、LPガスを中心とした総合エネルギー事業、
産業用の広範囲なガスや機械設備を扱う産業ガス・機械事業を基幹事業として、
それらから派生したマテリアル事業、
自然産業事業など幅広い分野で事業展開を図っています。
「総合エネルギー事業」とは
家庭用LPガスをはじめ、工業用のLPガス、LNGを全国で販売。 都市ガスや電力事業にも参入。 暮らしや社会を支えるエネルギーの安定供給に取り組み、 省エネ提案など環境負荷低減にも貢献しています。(LNG:液化天然ガス)
「産業ガス・機械事業」とは
当社の強みは、多様な産業ガスと、それを利用する機械設備の両方を提供できること。ガスと機械設備のシナジーを最大化する最適な提案で、生産性向上や環境負荷低減などお客様のニーズに応えています。
「マテリアル事業」とは
機能樹脂、金属、鉱物資源、電子材料を原料から製品まで幅広く、グループの販売、製造ネットワークを通じ、グローバルに提供。
より良い地球環境に向けて、バイオマス燃料や低環境負荷PET樹脂、車載電池材料など環境商品の開発、展開にも取り組んでいます
「自然産業事業」とは
野菜や水産品、肉製品などの冷凍食品を安全かつ安心にお届けし、さらに最新の農業設備・資材、畜産設備・機材の供給や種豚の生産まで、食の生産に貢献しています
引用元:
会社HP:
■売上の構成
動画説明もわかりやすいです。
■特徴・強み
水素事業のパイオニア。国内シェアNo.1
液化水素においては日本唯一のメーカーとして100%のシェアを有しています。
ヘリウム国内販売シェアNO1
レアメタル資源「ミネラルサンド」取扱量国内No.1
■株価・業績
20年、21年3月期の売上が下がっているのが気になります。(利益は増えているけれど)
こちらは問題なし。
■19,20年度の売上低下の理由
19年度決算短信より
総合エネルギー事業】総合エネルギー事業は、LPガス輸入価格の下落に伴う販売価格の低下や、気温が例年より高く推移したことによる販売数量の減少により減収となりました。一方、利益面では、LPガスの市況要因(前年度比25億48百万円のプラス)に加え、「カセットこんろ・ボンベ」やガス保安機器、およびLPガス非常用発電機の販売が好調に推移したことにより増益となりました。この結果、当事業分野の売上高は3,135億6百万円(前年度比226億82百万円の減収)、営業利益は139億90百万円(同28億78百万円の増益)となりました。
20年度決算短信より
【総合エネルギー事業】総合エネルギー事業は、業務用LPガスなどの販売減少や、海外での同業者間取引の減少に加え、LPガス輸入価格が低位に推移したことに伴う販売価格の低下により、減収となりました。一方、家庭用LPガスやカセットこんろ・ボンベの販売が好調に推移したことに加え、LPガスの市況要因がプラス(前年度比20億73百万円の増益)に転じ、増益となりました。この結果、当事業分野の売上高は2,961億49百万円(同173億57百万円の減収)、営業利益は173億26百万円(同33億36百万円の増益)となりました
コロナで法人向けは減ったけれど、個人向け消費が増えたみたいです。
この感じだと、法人向けより、個人向けのほうが利益率が高いんですね。
他の事業もコロナの影響で売上が減っているようです。
■分析した上での投資判断
HPも決算説明資料もわかりやすいですし
事業(特に水素)は今後需要も増えそうです。
水素系銘柄がほしい場合は、買うのもありだと思います。
ただ僕の場合は、売上の低下が気になるので
売上と利益が安定して伸び始めたら買いですかね。
今は様子見で。