6361荏原 銘柄分析
■何をやっている会社なのか
水と空気と環境の分野で、優れた技術と最良のサービスを提供
ポンプ総合メーカー。環境関連や半導体研磨装置等も手掛け、独自技術に定評。
風水力機械
上下水道や海水淡水化などの水関連施設、オイル&ガス施設や発電所などのエネルギー関連施設、ビル・マンション、各種産業プラントなどに、高効率で信頼性の高いポンプを提供。
LNG・LPG燃料の精製や石油化学品の製造に欠 か せ な い コ ン プ レ ッ サ ・タ ー ビ ン を 、エリオットブランドとして展開(エリオット社は子会社)
ビル・公共施設や工場の空調、製造工程における冷却用に欠かせない熱源機器をお届けしています
精密電子事業
パ ソ コ ン や ス マ ー ト フ ォ ン 、ク ラ ウ ド な ど の 基 盤 と し て欠かせない半導体。その高機能化につながる微細化に求められる、ナノメートル単位の精緻加工を実現
環境プラント
廃棄物処理施設の設計、建設、維持管理運営まで一貫体制で行っており、国内外に400を超える施設を納入しています。また、現在約80施設の運転管理を行っており、遠隔サポートサービスを活用した安全で安定した施設運営も提供しています
会社HP:
■売上の構成
■特徴・強み
液化天然ガス向けカスタムポンプ世界シェアNo.1
CMP装置、ドライ真空 世界シェア2位
■株価・業績
今期は、過去最高の売上と利益予想になっています。
問題なし。
■2年連続で受注高、減少
ここだけをみると、文句なしにみえますが、決算短信をみてみると
受注高が2年連続で減っていました。。
20年度は、精密電子が伸びているので、カバーできていたんですね。
半導体需要が増えているので、それが要因かと。
19年度の受注高は減っています。
18年度は増えています。
20年度の決算短信によると
当連結会計年度の受注高は、半導体需要の拡大により精密・電子事業で前期を大きく上回りました。新型コロナウイルス感染症からの影響を受けた風水力事業では、春先以降、一部の地域で回復はみられるものの、新規投資案件の延期や渡航制限などが依然として継続しており前期を下回りました。また、環境プラント事業においては、投資案件の期ずれによる影響や公共向け大型投資案件を複数受注した前期と比べると受注水準は低く、全体でも前期を下回りました
コロナで受注が落ちた、と書いていますね。
コロナが落ち着いていけば、受注数も増え、売上も増えそうですね。
発注が期ズレなので、あまり気にしないで大丈夫そうです。
来期予想
■分析した上での投資判断
売上のメインである、風水力機械は
企業の設備投資度合いで売上が変わってくる
+
原油価格、石炭・石油の動向にも左右される
脱炭素の流れがあるので、
液化天然ガス向けカスタムポンプ世界シェアNo.1
はいいこと。今後も伸びそう
ただ、石炭、石油向け商品は次第に売上は落ちるはず。
そのダメージが気になる。まだ先のことだが。
半導体の方は引き続き伸びそうだけど
いずれこの流れも失速するわけで。
失速したタイミングで、石炭、石油向け商品の売上も下がったら、
めちゃくちゃ株価は下がりそう。
天然ガス向け商品でカバーできるかどうか気になる。
株価はここ2年は伸びているけれど、それまで横ばい〜若干右肩下がり。
なので、投資は、様子見、ですかね。