ノリさんの株日記

忘れないように残しておきます

6387サムコ銘柄分析

■何をやっている会社なのか

サムコは「半導体や電子部品を加工する装置」の製造・販売を行っています。


当社で製造している半導体製造装置には大きく分けて3つの分野があります。
封止や絶縁のために半導体基板の表面に薄い膜を形成する「薄膜形成分野」、

半導体基板の表面に緻密な加工を施す「微細加工分野」、

有機汚染層の除去や密着性の向上のために半導体基板の表面を洗浄する「洗浄分野」です。

 

引用元:

組織紹介|サムコ株式会社

会社HP:

サムコ株式会社

 

■売上の構成

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■特徴・強み

サムコは、プラズマを利用した技術に強みを持っています。低温で細い溝の中にも成膜できたり、また半導体の高集積化にも応用可能なため、プラズマの技術を活かした半導体製造装置は多様なニーズに応えることができます。

 

サムコでは製品を販売するだけでなく、アフターサポートやメンテナンスも行っています。トラブル対応や装置の点検など、ご購入後も安心してご使用いただけるようサポートしております

 

引用元:

製品情報|サムコ株式会社

 

■株価・業績

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19年7月期、21年7月期が下がっているのであとで確認してみましょう。

 

 

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こちらは大丈夫そうです。

 

■19年7月期、21年7月期が下がっている理由

19年7月期は決算短信によると

スマートフォン市場の需要低迷及び米中貿易摩擦の影響による中国経済の減速が、当社の主要取引先である電子部品メーカーの設備投資判断に影響していることにより、受注高は伸び悩みの傾向が続きました。その結果、国内売上高は3,161百万円(前期比1.9%減)、輸出販売高は1,774百万円(前期比20.9%減)となりました。

 

21年7月期は決算短信によると

国内売上高は3,300百万円(前期比0.5%増)、海外売上高は2,445百万円(前期比5.4%減)となり、海外売上高比率は42.6%となりました

 

海外出荷装置の据付(設置)業務や立ち上げ作業の遅れが発生しており、課題として残ることとなりました

 

課題となっている海外への出荷装置の据付(設置)業務や立ち上げ作業の遅れにつきましては、渡航制限のある地域等では、海外の顧客及び現地従業員と本社との間でオンラインシステムを用いた立ち上げ作業を行っております。引き続き現地のサービス人員を強化するとともに、本社からのサポート体制を充実させてまいります

海外のある地域で支障が出ているようです。

 

決算説明資料によると、北米がコロナで低迷しているようです。

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でも、オンラインで対応するのでどうにかなるそうで。

 

中期経営計画がでています。

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3年で当期純利益が2倍なので、

3年で株価2倍と考えて良さそうですね。

 

■分析した上での投資判断

HPや決算説明資料が読みやすかったり

どんどん投資して未来に備えているので

今後も伸びていきそうです。

 

ただ、他の半導体メーカーと何が違うのか、ぱっとはわかりませんでした。

プラズマを利用した技術がある、ですが

プラズマですと、こちらの企業もあるわけで。

 

nori3kabu.hatenablog.com

 

まあ〜、こちらは投資先としては微妙でしたが。

 

今後も伸びていきそうですし、時間をかければテンバガーにもなりそうなので、

お手頃価格で半導体銘柄を手に入れたい場合は、買ってもいいかもしれませんね。

 

業界の人なら、半導体装置の違いなどすぐわかるのかな?

僕は細かいのはよくわからないので、

もっとわかりやすい企業に投資したいと考えています。

 

p.s.

こちらのインタビュー記事で、

サムコと他の半導体メーカーの違いがわかりました。

https://www.samco.co.jp/whatsnew/uploads/marusan_report.pdf

 

サムコは「化合物半導体に特化した半導体製造装置メーカー」なんですね。

 

化合物半導体の中にはシリコン(Si)製の半導体に比べ、発光効率が極めて高いこと、熱や電圧への耐性が高いこと、省エネ性が高いこと、高速動作が可能であること等の特徴を持つものがあります

 

化合物半導体製造装置の世界市場はエピタキシャル成長装置をはじめ、当社が取り扱っているエッチング装置、CVD 装置を含めると年間 1,000 億円程度です。そのうち当社が手掛ける装置の市場は約 400 億円と推定されますが、1 兆円規模の売上高がある大手半導体メーカーにとって参入する魅力はあまり無いと思います。そもそも化合物半導体の加工は、様々な材料に対応する必要があり、非常に手間が掛かりますので化合物半導体製造装置への参入障壁は高いと考えています。

 

炭素社会の実現に向けて電力効率が高い化合物半導体を用いたパワー半導体の必要性が非常に高まっていることや、自動運転技術の進展を背景にLiDARの市場拡大が加速することで、化合物半導体の市場は今後高い成長が期待される。 化合物半導体製造装置で世界トップクラスのサムコは市場拡大の恩恵を最も享受する一社と考えられる

 

べんきょうになりますね〜