倒産する企業に共通する3つの特徴
1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本(山本潤氏)によると
倒産する企業に共通する3つの特徴は
1:自己資本比率が20%以下
2:営業利益率が4.8%未満
3:法律の改正の影響を受ける。特に社会的に問題があるビジネス。
とのこと。
最近、介護系の企業を調べていて
カナミックネットワーク(3939)の業績が良かった。
カナミックネットワークは、
介護事業者に業務効率化などを図るクラウドサービスを導入する企業なので
介護保険法や、介護報酬改定で、影響を受けるビジネスモデルになっている。
なので、この本を読んだとき
>3:法律の改正の影響を受ける。
この部分が気になったわけです。
介護事業者のビジネスモデルは、こちら↓
市区町村から、サービス事業者にお金が支払われるのが主なキャッシュ源。
介護報酬の改定で、上がれば、市区町村からの支払いも増えるので
クラウドサービス導入しようかな、という余力も生まれるが、
介護報酬の改定で、下がれば、市区町村からの支払いが減り、活動がしづらくなる。
(クラウドサービスへの投資どころでなくなる)
なので、カナミックネットワークは、法律の影響を受けるわけです。
でも、介護が必要な高齢者は年々増えていくわけで
介護事業所も、どんどん必要になっていきます。
介護事業業界は、現状、人手不足で、
給料UPなどで、人手を増やそうと国が力を入れている分野。
いまでも人手不足で、更に今後人手で必要になっていくところ。
高齢者が増えて社会保障が破綻する説もあるけれど、
破綻する前に、現実として介護が必要な人が増えているので
介護事業者もどんどん必要になっていく。
でも給料が低い、キャリアアップができないとなると
人は集まらないので、(今の介護事業所の課題)
給料UP.キャリアアップできるように変更する必要があって
今やっている最中。
この流れは止められないと思う。
だって、社会保障費がやばい!といっても、介護が必要な高齢者は増えるので
何かしらの方法で、介護事業に魅力を感じてもらって働く人を増やす必要がある。
ということは、今後、介護保険法が変わったとしても
介護事業者にとって不利になることは、少ないはず。
つまり、カナミックネットワークの法律改正の影響はそこまで悲観しなくていいのかな、と思っています。
今度、もう少し詳しく、カナミックネットワークの企業分析記事でも書こうかな。