7091リビングプラットフォーム銘柄分析
■何をやっている会社なのか
会社HP:
http://www.living-platform.com/
■売上の構成
介護86、障がい者支援4、保育9、他1 <21・3>
■特徴・強み
大都市圏で駅近の介護施設をドミナント展開、効率運営に強み。障害者支援施設、保育施設も
1つは、効率的な施設運営のノウハウをフォーマット化していること。施設の立地、エリア、建物の導線、シフト組みなどを定型化しており、立地については駅近、出店エリアは北海道、東北、関東、関西など中長期的に需要が見込めるエリアに限定している。食事についても給食サービスを子会社に委託し、メニューやデリバリーを統一して効率化を図っている
2つめは、事業承継を得意としていること。介護施設については自社開発と事業承継の両輪で展開しており、自社開発の施設は「ライブラリ」、事業承継した施設は「シルバーハイツ」「アルプスの杜」の名称で運営している。21年5月時点で53の介護施設を展開、このうちの約半数を買収によって取得した。
■株価・業績
施設を作っているからか、有利子負債が大きいのと、自己資本比率が低いのがきになりますね。
■利益率について
当社グループの介護事業は、より人材の確保がしやすく、利益率も高い施設介護の運営に注力しており、特に有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームを中心として事業の推進に取り組んでまいりました。事業展開の優先順位は、許認可を必要とする介護付き有料老人ホームやグループホームを高く設定致しますが、一方、自治体での許認可公募状況、需給環境を踏まえ、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に訪問介護や看護等を併設する事業モデルでも事業拡大をしてまいります
このように書かれていますが、利益率はそんなに高くないです。
チャームケアは8%前後だったので、4%前後は低く見えます。
物品購入や事業所開設したので費用がかさんだ、となると利益率が低くなるのは仕方ないかもしれません。
ここ2〜3年は自己資本と有利子負債の改善がされそうですが、
その後はまた、お金を借りて同じことを繰り返すのでしょうか?
その場合、一時的にまた自己資本と有利子負債が悪化しそうですね。
その後リースに持っていけば数値は良くなるのですが
単価を上げたり、稼働率を上げて、極力利益が残るようにしないと
ひどく経営成績が悪く見えてしまうわけで。
こうなると株価が一気に落ちそうで怖いです。
ただ今のところ、22年3月期予想では
過去最高値をだしているので、
これを超えていけるスピードで成長できるかがポイントになりますね。
中期経営計画を早く見てみたいです。
■競合(チャームケア)との違い
チャームケアは月20万円以上が多かったのですが、
こちらは月10〜15万円と少しやすいですね。
利益率が高い施設と言っていましたが
これだとチャームケアより利益率は下がりそうな気がします。
■分析した上での投資判断
ここ2〜3年は順調に伸びていきそうです。
低価格で、必要としている人が多いところなので、需要もありそうですが
利益率がどれくらいまで上がるのか、
どれくらい伸びそうなのか、が未知数なので保留
年20%の成長で売上1000億円を目標にしているみたいですが
もう少し具体的な中期経営計画をみたいです。
なので今はまだ保留で。