ノリさんの株日記

忘れないように残しておきます

3445RSテクノ 銘柄分析

f:id:nori3kabu:20211028122432p:plainf:id:nori3kabu:20211028122429p:plain

2019年、2020年12月期の利益の下げが気になりますね。

 

f:id:nori3kabu:20211028122434p:plain

その時期に投資CFが増えているので、ここが関係しているのかな、と推測できますが決算短信で確認してみましょう。

 

 

ウェーハ再生事業は堅調だったものの、世界経済の減速に影響を受けたプライムウエ-ハ事業の売上減少により、前期比減収になっております。利益については売上減少に加えて、過年度訂正影響等による一過性の費用の増加等により対前期比減益になっております。

米中貿易摩擦で売上ダウンしたのと、決算の修正の影響みたいですね。

詳しくは

(営業利益)営業利益は4,717,268千円(前年同期比18.0%減)となりました。過年度訂正対応、社内管理体制強化等により販売費及び一般管理費が3,223,039千円(前年同期比23.3%増)と増加したことによります

と書かれています。

 

社内管理体制強化等で投資CFが増えたのでしょうか?

それにしても多い気が。。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、5,571,035千円(前連結会計年度は22,216千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,407,912千円と無形固定資産の取得による支出1,401,649千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出627,010千円によるものであります。

 

有形固定資産、無形固定資産の中身が気になりますね。

 

また、プライムシリコンウェーハ製造販売事業については中国子会社である北京有研RS半導体科技有限公司を中心に、生産力増強を行い、引き続き中国半導体市場のシェア拡大に努めてまいります。2020年度は半導体市場の動向を踏まえて、8インチプライムウエーハ新工場への移設を前倒しすることとし、それに対する影響を見込んでおります。

 

工場を新設しているようです。

f:id:nori3kabu:20211028123933p:plain

バランスシートをみると

リース資産、建設仮勘定が増えています。

 

リース資産は、

購入するのではなく、長期間借りることによって導入する形態です

引用元:

リース資産とは?種類やメリット・デメリットについて解説!|ITトレンド

 

なので、機械を導入していると推測できます。

 

のれんは

2019年1月に株式会社DG Technologiesの100%株式を取得

となるのでこれですかね。

 

 

2019年、2020年の営業CFが増えていますが

両方とも補助金を受け取っています。

 

f:id:nori3kabu:20211028143755p:plain

 

資料には乗っていませんでしたが検索してみるとこちらがでてきました。

新工場関連ではインフラ費用について山東省徳州市から補助金収入が見込まれるため、2021年12月期も数億円規模で計上する可能性がある。

RSテクノ Research Memo(7):中国プライムウェーハ新工場の生産拡大で、2021年12月期は増収増益見通し | Reuters

この感じだと21年12月期ももらいそうですね。

 

 

f:id:nori3kabu:20211028122436p:plain

 

こちらは大丈夫そうです。

 

 

何をやっているなのか

f:id:nori3kabu:20211028144941p:plain

引用元:https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS02916/548e3a78/040d/42c3/b4f3/a7ca73c30eeb/140120210212463556.pdf

 

用語がよくわからないので他社より引用。

RSテクノロジーのHP、専門用語が多くて分かりづらい印象です。。

 

再生ウエハとは、設備の確認やテスト用に、使用済みダミーウエハを研磨加工した、繰り返し使えるウエハです。

微細な加工が必要な半導体製造においては、設備の環境確認及びテストを頻繁に行います。そこでは、プライムウエハから規格外となった、モニターウエハ、ダミーウエハなどが使用されており、さらに設備の環境確認及び装置の動作テストで使用済のウエハを薬液による表面膜除去、ウエハ表面研磨で鏡面に仕上げる再生ウエハも設備の環境確認及び装置の動作テストに多く使われています。

つまり半導体製造においては、製品となる物以外では、必ずしもプライムウエハが使用されているわけではなく、安価なモニターウエハ、ダミーウエハ、更により安価で繰り返し使用可能な再生ウエハが広く使われています。再生ウエハはお客様が使用可能な厚みを下回るまで、何度でも再生加工を行うことが出来るので、非常に経済的です。

引用元:

再生ウエハの概要|日本ケミコン株式会社

 

プライムウェハは、ICチップを直接製造するためのウェハであり、基板上に回路パターンを形成し、デバイスを製造する用途に使用されます。

そのため、プライムウェハはデバイスの機能性に関わる抵抗率、メタル、平坦性、パーティクルなどが厳重に管理されたウェハとなっています。

このように、プライムウェハは、ユーザー毎に仕様がカスタマイズされており、高品質で厳格な仕様であることが一般的です。

引用元:

プライムウェハ | 株式会社エレクトロニクスエンドマテリアルズコーポレーション

 

 

 

HPはこちら:

株式会社 RSテクノロジーズ