バイセルBuySell Technologies企業分析
■事業内容は?
主にシニア層からの出張買取
最近は店頭買取、若者層からのアプリ買取スタート
■ビジネスモデルは?
もともと買取プレミアムを運営
出張買取サイトで、着物専用サイト、古銭専用サイト、に分けてアフィリエイトにも対応
→WEBマーケティングにはつよい
バイセル+買取プレミアムの両方を運営
→着物出張買取でシェアNO1
CASHアプリ
写真で撮ったら、査定され、入金される、その後不用品を送る
→店舗買取+出張買取+オンライン買取を網羅
利益率を高めるために一般顧客に販売し、売れ残ったものを企業に売っている
■商品サービスはどこが優れているのか?
出張買取なので、隠れ資産も買取できる
(お客さんが忘れていたり、価値を感じていなかったりするモノが、実はすごものなことがある)
WEBマーケティングが強い
→もともとアフィリエイターを動かせるようにWEBを作っていた中で
WEBマーケティングをしていた社長が会社に入ってきた
着物など高単価商品を扱っている
利益率がリサイクル他社と比べて高い (店舗がなかった)
→店舗を作ったので今後利益率が低くなるかもしれないが、メインは出張買取なので、他社と同じくらいにはならないかも
シニアが対象なので今後LTV向上のため様々なサービスを展開開始
(食品、不動産売却、相続など)
→提携してやっているので、設備投資→大コケ赤字、はなさそう、低リスクでリターンありそう
■社長はどんな人?
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急成長中のスタートアップに対して、マーケティングコンサルを行ってきた実績を持つ
組織やチームに対して不安を抱いていたり、モチベーションの置き方に悩んでいるメンバーたちを食事に連れていくなどして、地道に対話を重ねていきました。会社への不満、彼らのキャリアプランを紐解き、一つひとつ改善・解決にあたりながら、組織と仕事の情熱に対するエンゲージメント向上に力を注いだんです。
営業力の強化に加え、マスマーケティングにも力を入れる。岩田氏は獲得粗利が高い地域と顧客の年齢層を分析。博報堂時代に培ったマスマーケティングの知見を生かし、ターゲット層が多い地域に応じて、CMを流すべき放送局や番組を選定していった。
今、「リユース」といえば『メルカリ』さんを想起する人が多いでしょう。まずは『メルカリ』さんと双璧をなす存在になりたいですね。想いのこもったブランド品や着物などは『バイセル』、という領域でポジションを確立していきたい。そのためには、データを活用しながら、37兆円といわれるかくれ資産を積極的に掘り起こしていかなければならないと思っています。
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引用元:
社長就任から会社を立て直し、約3年でIPOへ──BuySell Technologies、V字回復の軌跡 | FastGrow
■株価が上がる根拠は?
売上と利益があがること
メインの出張買取はまだ成長の余地あり
出張訪問買取事業の継続的な成長
タイムレスとのグループシナジーの最大化
テクノロジー戦略の更なる推進 AI
出張訪問買取以外の買取チャネルの強化
顧客ニーズを活用したシニア関連領域の収益化
事業シナジーを最大化する積極的なM&A実行
■株価が下がるとしたらどんな原因が考えられる?
強力なライバルがでてくる
ライバル増加により商品確保ができなくなる
「古物営業法」「特定商取引法」「犯罪による収益の移転防止に関する法律」「個人情報保護法」の変更
社員が問題を起こす
コピー商品の買取
盗難品買取
在庫を一箇所に保存している
マーケティング機能、コールセンター機能及び商品管理・販売機能などを業務システムにて一元管
お客さんからのクレーム、トラブル
貴金属の地金相場の変動
利益率の低下
店舗がどうなるのか
■経営の課題は?
仕入れ数を増やす
一人あたりの買取数UP
訪問回数を増やす
査定時間を短縮することで回数UP
アプリでの買取
店舗数を増やす
催事数を増やす
シニア層向けのビジネスチャンスを活かせるようにする
現状、提携が多いので更に提携先を増やし、マージンも増やしていもらう LTVの増加
→利益率の増加
アプリ買取でも高額商品に絞ってやる
店舗数が増えることで利益率が減るかも
【全体的な投資イメージ】
・投資する理由は?
リユース市場は年々拡大している。
潜在的なリユース市場を表す隠れ資産は37兆円(2018年時点)
この市場の中でバイセルは年々業績を伸ばしている
売上高、営業益ともに前年比二桁増加
EPSも年々ほぼ右肩上がり
ROE、ROAも高い
同じくリユース事業をしているところに
バリュエンス(9270)があるが
こちらは、店舗仕入れ(84店舗)、オークション販売(BtoB)
店舗により固定費、BtoBは販売単価が下がるので、利益率が下がる
バリュエンスの利益率よりバイセルのほうが利益率が高い
(バイセルは、利益率を上げるため楽天などECサイトで個人に販売し、残ったものを業者に売っている)
・展開するビジネスの市場規模は?
リユース市場は、まだまだ伸びる
さらにシニア市場にも展開しているので、更に増える
・時価総額の上昇はどのくらい?
社長が考えているライバル企業は、メルカリ。
2021年6月決算の数値だと、売上1061億円、営業益51億。現在の時価総額8,596億円。
一方バイセル
2020年12月決算の数値だと、売上147億、営業益9.6億。現在の時価総額625億円。
売上規模で、約7倍。
時価総額、625*7=4375億円が単純計算での目指しているところ。
2020年1月のインタビュー記事では目標時価総額1000億と言っていた。
このときのメルカリの時価総額は3000億。当時の売上は510億。
この売上は、今のバイセルの売上の約3倍。
つまり、625億×3=1875億の時価総額も狙う予定。
なので、時価総額の上昇は
中期で3倍。
長期で7倍。
ただ市場が広がっているので、これ以上になる可能性もある。
時価総額1000億になるときは、売上が
147*1000/625=235億になるとよい。(1.6倍)
これは、2021年12月の予想売上高(252億)でほぼ達成
つまり、半年以内には達成できる見込み。
短期では、1.6倍になる
このときの株価は、7088円
・時価総額の下限はどれくらい?
上場来最安値が約800円
現在の株数、14,095,044。
ここまで株価が落ちると
14,095,044*800=11276035200(112億)
になる
現在の時価総額625億なので
約1/6になる可能性がある。
14,095,044株、
・損失リスクの許容範囲は何%で何%のリターンを狙う?
−80%のリスクを負って +60%(短期)、+300%(中期)、+700%(長期)。
半年以内に、+60%になる確率は高い。
ここ半年での株価最安値は3760円
3760*14,095,044=52997365440(約530億)
現在の時価総額625億なので
-16%。
つまり、半年以内なら
-16%のリスクで+60%。
・投資の期待値はプラス?
半年以内なら
-16%のリスクで+60%なのでプラス
それ以上だとリスクが高い。
・投資期間はどれくらい?
半年
【予想通り株価が上がったとき】
・株を持ち続けるとたらどんな条件を満たしたとき?
業績が引き続き上がっている
上昇トレンドが続いている
上方修正が出たとき
新規事業を始めたとき
・株を売るとしたらどんな条件を満たしたとき?
短期間であがりすぎ(乖離率が高い、ボリンジャーバンド3αに到達)
目標株価(7088円)になったとき
上昇トレンドが崩れたとき(中期移動平均線を割り込む)
業績が伸びが停滞したとき(伸び一桁)
【予想より株価が伸びないとき】
・株を持ち続けるとしたらどんな条件を満たしたとき
売上高、営業利益の上昇率が2桁で伸びている
全体の相場の悪化のアオリを受けて株価がぐずついているとき
・株を売るとしたらどんな条件を満たしたとき
悪材料がでる
移動平均線が3本絡まったとき
1ヶ月株価がぐずつく
【予想に反して株価が下がったとき】
・株を持ち続けるとしたらどんな条件を満たしたとき
業績キープ&悪材料がないけれど、株価が一時的に落ちた
上昇トレンドが続いている
・株を売るとしたらどんな条件を満たしたとき
業績の伸びが落ちる
悪材料
損切りライン(3760円)になったとき
・問答無用で売るときはどんなとき
粉飾決済
正当な理由がなく大株主、社長が保有株を売り始めた
明らか勝てない競合サービスが出てきたとき
リサイクル、リユースに関する不利な法律ができた
■気になること
信用倍率361倍
信用買いが多いので、長期トレンドが終わるor決算が悪いと一気に下る可能性あり
→過去のデータを見ると300~600が多い。1000を超えてるときも
■その他
2021年5月から中期移動平均線(75日)で反発しているので
そろそろ買いどきかも